放流に頼らない野生のヤマメの自然繁殖を 漁協と釣り人ボランティアが人工産卵場づくり
野生のヤマメの繁殖にむけて、宮崎県美郷町南郷で漁協が活動しています。人工産卵場を作る取り組みを高橋カメラマンが取材しました。
カメラの前に姿を見せた2匹のヤマメ。普段は見ることのない大型のオスとメスが、産卵の準備をしています。
秋の訪れを感じる美郷町南郷鬼神野地区。ヤマメの産卵時期は秋。この地域の川を管理する上小丸川漁協が野生のヤマメの増殖を目指し、産卵場を作りました。土砂が川に流入するなど、環境の変化でヤマメの産卵場所は少なくなくなっています。
人口の産卵場はまず、河底を掘って、そこに2層の石を撒いて、メスのヤマメが産卵しやすい環境を作ります。放流に頼らないその川の野生のヤマメ自然繁殖が目的です。
(水産機構研究員 山下耕憲さん)
「かなり良い人工産卵場ができたと思います。今後の産卵に期待しています。放流一辺倒ではなくて、その場所に適した増殖手法。野生の魚がいる場所では人工産卵場の造成等を積極的に行っていっていただきたい。」
(上小丸川漁協副組合長 長友智紀さん)
「思ったより小さな産卵場でも作るのに時間と手間が掛かって、思いのほか大変でした。来年、再来年と継続して釣り人のボランティアを増やして、たくさん産卵場を作れるようになればいいと思います。」
この日の夕方、別の支流へと向かいました。この地域には、自然の環境で産卵しているヤマメもいると聞いて探しました。
一匹のメスに複数のオスがアプローチしています。大きなオスが小さなオスを追い払うなど、そこには自然の営みの姿が…
ヤマメが自然に産卵できる川が減る中、ヤマメが自然と共生できる環境づくりが進められようとしています。
カメラの前に姿を見せた2匹のヤマメ。普段は見ることのない大型のオスとメスが、産卵の準備をしています。
秋の訪れを感じる美郷町南郷鬼神野地区。ヤマメの産卵時期は秋。この地域の川を管理する上小丸川漁協が野生のヤマメの増殖を目指し、産卵場を作りました。土砂が川に流入するなど、環境の変化でヤマメの産卵場所は少なくなくなっています。
人口の産卵場はまず、河底を掘って、そこに2層の石を撒いて、メスのヤマメが産卵しやすい環境を作ります。放流に頼らないその川の野生のヤマメ自然繁殖が目的です。
(水産機構研究員 山下耕憲さん)
「かなり良い人工産卵場ができたと思います。今後の産卵に期待しています。放流一辺倒ではなくて、その場所に適した増殖手法。野生の魚がいる場所では人工産卵場の造成等を積極的に行っていっていただきたい。」
(上小丸川漁協副組合長 長友智紀さん)
「思ったより小さな産卵場でも作るのに時間と手間が掛かって、思いのほか大変でした。来年、再来年と継続して釣り人のボランティアを増やして、たくさん産卵場を作れるようになればいいと思います。」
この日の夕方、別の支流へと向かいました。この地域には、自然の環境で産卵しているヤマメもいると聞いて探しました。
一匹のメスに複数のオスがアプローチしています。大きなオスが小さなオスを追い払うなど、そこには自然の営みの姿が…
ヤマメが自然に産卵できる川が減る中、ヤマメが自然と共生できる環境づくりが進められようとしています。
最終更新日:2024年11月18日 18:58