兵庫県丹波市で、特産の「山の芋」の出荷が最盛期を迎えています。

　丹波市は土壌が粘土質で、一日の寒暖差が大きく、霧の多い気候が「山の芋」の成長に向いているとされ、約50件の農家が栽培しています。今年は秋になっても気温が高かったことから収穫が例年より2週間ほど遅れましたが、出来は上々だということです。

　「山の芋」は一般的な「山芋」とは違い、丸くゴツゴツとした見た目で、すり下ろした時の粘りが強いのが特徴です。

　生産者の梅垣貞夫さん
　「モノは今年は良いと思います。おいしいですし、食べてもらったら一番うれしい」

　山の芋は、12月上旬までに約55トンの収穫が見込まれていて、全国に出荷されるほか地元の直売所でも販売されます。