里見女流王座の3連勝を加藤女流四段が阻止 天童市で女流王座戦第3局開催
将棋の「第13期女流王座戦」の第3局が5日、天童市で行われ、里見香奈女流王座に加藤桃子女流四段が挑みました。
天童市の天童ホテルで行われた女流棋士界最高峰のタイトル戦「女流王座戦」。女流王座の里見香奈女流四冠に加藤桃子女流四段が挑みました。女流王座戦は5番勝負でここまで2局を終え里見女流王座が2勝していてと、勝利すればタイトル防衛です。午前10時に始まった対局は里見女流王座が先手。両者一手ずつ、じっくり考えながら、指していました。
女流王座戦が県内で開かれるのは初めてで、会場には対局を待ち望んでいた多くの将棋ファンが訪れました。
秋田から「東北でタイトル戦がなかなかないのできょうは楽しませてもらってます。里見女流王座が終盤強いので、加藤先生が勝ち切るかどうか見たい」
東京から「加藤先生の応援で来た。勝負どころではじっくり考えていい勝負にしてほしい」
会場では、日本将棋連盟のプロ棋士を招いた解説会も開かれました。
解説 中村真梨花女流四段「午前中からすごい激しい展開だった。この展開は我々もびっくり」
小山怜央四段「きょうはじっくりした展開かと思ったが、いきなり攻めた展開でびっくりした」
対局は開始からおよそ6時間後の午後4時に88手で加藤女流四段が勝利し、里見王座の3連勝を阻止しました。次戦、女流王座戦第4局は東京都の将棋会館で、12月11日に行われます。