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地域の名物や魅力を歌詞に盛り込む 市町村民歌を知ってほしい 大学院生がコンサート開催

2024年2月12日 19:38
地域の名物や魅力を歌詞に盛り込む 市町村民歌を知ってほしい 大学院生がコンサート開催
コンサート

「市町村民歌」と呼ばれる歌が県内の多くの自治体に存在します。その地域の名物や魅力を歌詞に盛り込んで発信する目的で制作された歌ですが今では歌われる機会が少なくなりました。その市町村民歌の存在を広く知ってもらおうと山形大学の大学院生がコンサートを開きました。


山形大学の小白川キャンパスで開かれたコンサート。

そこで歌われたのは県や県内27の市町村で制作された「市町村民歌」と呼ばれる曲の数々です。

歌唱「酒田行進曲」

「市町村民歌」は地域の魅力発信などを目的に古くは戦前から多くの自治体で制作されてきました。

当初は広く口ずさまれた楽曲もいつしか耳にする機会がなくなり、忘れられた存在となっていました。

山形大学の大学院で音楽を学ぶ学生たちは、地域貢献を目指す授業の一環で2022年度から「市町村民歌」の研究を始めました。

きっかけは偶然耳にした中山町の町民歌です。

山形大学大学院2年佐藤亜美さん「中山町の町民歌が服部公一さんという大作曲家が作られている事実に驚いた。町民に町民歌を聞いたり歌う機会はあるか聞いたところ自分で歌う機会はあまり無いと聞いてもったいないと思った」

その後学生たちは代替わりしながら2年に渡って県内各地の自治体へ自ら出向いて調査し、「市町村民歌」の数々を発掘してきました。


そして、10日、2年間の集大成として「市町村民歌」と「県民歌」だけを歌うコンサートを開きました。

定員80人の会場は瞬く間に満席となり、急きょ席を増やすほどの人気ぶり。最終的に130人の観客が集まりました。

山形大学大学院1年谷川円香さん(ピアノ担当)「すごく緊張しているが今回来てくれた人々に山形の魅力を音で伝えられるよう精一杯演奏したい」

歌唱「ボクの街・山形」

コンサートでは2年間の調査で見つけた36曲が歌と演奏で披露されました。

最初に歌われたのは山形市の市政80周年を記念して制作された「ボクの街・山形」です。

歌唱「ボクの街・山形」

市町村民歌の中には上山市出身の歌人・斎藤茂吉や詩人の谷川俊太郎など著名な作家が手掛けた作品も。

歌唱「大石田町町民歌」作詞:斎藤茂吉作曲:古関裕而

歌唱「東根市の歌」作詞:谷川俊太郎作曲:林光

複数の市民歌が存在する自治体もあります。

歌唱「鶴岡市民歌(2代目)」

歌唱「鶴岡市民歌(3代目)」

合併のため今はもう消滅した自治体の曲も。

歌唱「平田わが町」

歌唱「余目町民歌」

そして、学生たちが市町村民歌を調べるきっかけとなった中山町の町民歌も披露されました。

歌唱「中山町町民歌」

山形大学大学院2年佐藤亜美さん井上愛理さん杜 銘宇さん「後輩の1年生と佐川馨教授が全部の地域を集めてくれてびっくりした。全部の市町村民歌を演奏できると思っていなかったので幸せだったし嬉しかったし、2年間の集大成として披露できたことは喜ばしい」

最後に歌われたのはスポーツ県民歌。学生たち全員で圧巻のフィナーレを飾りました。

歌唱「スポーツ県民歌『月山の雪』」

観客インタ(上山市民)「なかなか素晴らしい。一流の作曲家がいっぱいいて内容的に素晴らしい」

観客インタ(山形市民)「とってもよかった。本当に頑張ったね」

山形大学大学院1年谷川円香さん「予想以上にたくさんのお客さんに足を運んでもらって成果を発表できてうれしい」

山形大学大学院1年阿部花音さん「(観客から)懐かしい気持ちを持って聞くことができたと言われた。お客さんの思い出になれたのかな」

1年生「聞いてくださったみなさんありがとうございました」

このコンサートをきっかけに市町村民歌がこれからも歌い継がれていくことが学生たちの一番の願いです。