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ソバの実を冷たい沢水へ ”山めん寒ざらしそば”の仕込み作業 山形市内で4月から提供へ

2024年1月19日 12:56
ソバの実を冷たい沢水へ ”山めん寒ざらしそば”の仕込み作業 山形市内で4月から提供へ

ソバの実を冷たい沢の水に浸して作る「山めん寒ざらしそば」の仕込み作業が19日朝、山形市で行われました。

「寒ざらしそば」は、ソバの実を冷水に浸し、寒風にさらして作るという江戸時代から伝えられてきた技法で寒さによって甘みと舌触りのよさが引き出されるのが特長です。
仕込み作業は、山形市内のそば店主などでつくる山形麺類食堂協同組合が毎年、この時期に行っています。
山形市上宝沢の不動沢に19日朝、組合員20人が集まりました。神事の後、参加者たちは、水温2度の水の中に入り、山形市内で去年収穫された「でわかおり」3トンを次々と水に浸していきました。

山形麺類食堂協同組合 寺崎利彦理事長
「蔵王山系の水で、蔵王山頂はしっかり雪も降っているし、雪解け水でいい清流になっている。皆さんに毎年食べてもらうような美味しいそばになると思うので是非賞味してほしい」

この日浸し始めたソバの実は今月30日に水揚げし、1か月ほど乾燥させます。山形市内のそば店などで4月上旬から提供される予定です。