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地価公示 山形県内の住宅地は3年連続で上昇 商業地は31年ぶり下落止まる

2024年3月26日 17:48
地価公示 山形県内の住宅地は3年連続で上昇 商業地は31年ぶり下落止まる

ことしの土地取引の基準となる土地の価格・「地価」の調査結果が26日、公表されました。山形県全体で、住宅地は3年連続の上昇、商業地は31年ぶりに下落が止まりました。

県が公表したのはことし1月1日時点の県内の住宅地や商業地など合わせて198地点の1平方メートル当たりの地価です。県全体で1年間の地価の動きを示す平均変動率は住宅地がプラス0.3%と3年連続で上昇しましたが、上げ幅は去年に比べ0・1ポイント低下しました。
商業地の変動率は0%と横ばいで、31年ぶりに下落が止まりました。

令和6年地価公示県代表幹事月田真吾不動産鑑定士「コロナ禍も終わって人流が復活してきて投資も盛んになっているところは一面ではあると思う。それから住宅地価格というのが大きい」

地域別にみると住宅地の地価は山形市や米沢、鶴岡、河北、三川など12の市と町で上昇しました。このうち山形市はプラス1.1%と9年連続の上昇でしたが、上げ幅は1ポイント低下しました。
山形市の上げ幅が縮小した要因について、月田真吾不動産鑑定士は「建築価格の高騰で、家を建てたい人たちが土地の取得予算を減らし、周辺自治体の土地を購入したため、価格が抑制された」などと分析しています。

令和6年地価公示県代表幹事月田真吾不動産鑑定士「価格帯の安い地域はまだ上昇の余地がある。山形市とかはほぼほぼ横ばいで今後も推移するのではと感じている」

県内で最も地価が高い住宅地は山形市八日町1丁目付近で1平方メートル当たりの価格は去年より4500円高い9万8000円。
商業地は、山形市七日町のアズ七日町で、1平方メートルあたり去年より1000円高い21万9000円となっています。