山形県知事選「立候補の意向示している人いない」自民党県連 来年の参院選公認候補は元県議
来年7月に予定されている参議院議員選挙を巡り、自民党山形県連は23日、元県議会議員の大内理加さんを公認候補として党本部に推薦することを決めました。一方、次の県知事選については「現時点で立候補の意向を示している人がいない」と語りました。
自民党県連は山形市で選挙対策会議を開き、県内の各支部の役員らおよそ70人が参加しました。そして、来年7月に予定されている参院選に向け、元県議会議員で党特別参与の大内理加さん(61)を公認候補として、党本部に推薦することを満場一致で決めました。党本部は来月中にも大内さんを公認候補として決定する見通しです。
大内理加さん「大変光栄なことで、しかも第1次公認という大変早い時期にこのような推薦を頂戴したことは本当に心強く思っております。しっかり山形県の声、地方の声を国の政策に反映させることが必要だと思っておりますし、しっかりお役に立てるよう頑張りたいと思っています」
自民党県連遠藤利明会長「これまで多くの皆さんと触れ合ってこれから山形県をどうする、この地域をどうすると披露していただいた。これから公認候補者として県内の活動を一緒に進めていきたいと思っております」
参院選を巡っては無所属で現職の芳賀道也参議院議員はYBCの取材に対し、「現時点で選挙への対応は考えていない。現職として国民の危機に対応すべく努力していく」とコメントしました。
一方、来年2月の任期満了に伴う県知事選挙への対応について、自民党県連の遠藤利明会長は「現時点で立候補の意向を示している人がいない」とした上で、いまも数人に声を掛けていることを明らかにしました。
自民党県連遠藤利明会長「本来は党県連大会まで決めたかったのですが、今の現状で難しいと思う。リミットは設けないで1日も早く候補者擁立へ努力していきたい」
現職の吉村知事は現時点で、県知事選への対応を明らかにしていません。
一方、山形市の佐藤孝弘市長は、自民党県連が大内さんを次の参院選の公認候補に推薦したことについて、前回選挙に続き、応援していく考えを示しました。
山形市佐藤孝弘市長「これまで山形市選出の県議会議員として、山形市の発展に尽くされた方。前回(参議院選)も応援をしたが引き続き応援していきたいと思う」