山形県体育館と県武道館 佐藤山形市長「市中心市街地への移転、建て替えを」改めて強調
山形県が2030年度をめどに、撤去を検討している山形市の霞城公園の県体育館と県武道館について、佐藤孝弘市長は14日の市議会で、「市の中心市街地への移転、建て替えを県に対し強く訴えている」と改めて強調しました。
県は老朽化などを背景に、山形市の霞城公園にある県体育館と県武道館を2030年度をめどに撤去することを検討しています。一方、山形市はこの2つの代替施設を市の中心市街地に移転、建て替えるよう県に求めています。
市議会の一般質問で佐藤孝弘市長は、「交通アクセスが良く大学や高校などが多くある市中心部への新たな移転・整備を県に対し強く訴えていると」述べ、県に再整備を求める考えを改めて示しました。
佐藤孝弘山形市長「今後も霞城公園整備の進捗状況を踏まえ県施設の撤去時期や施設のあり方について具体的に課題を共有し県と協議していく」
また、佐藤市長は同じく霞城公園内にあり、施設の老朽化が進んでいる県立博物館の移転整備についても「中心市街地への設置を要望している」と述べました。県立博物館の移転について県は今年度、施設のコンセプトや移転先の立地条件などを検討する方針です。