特別国会開会 山形県選出の新人議員が初登院 現職の与党議員は野党とどう対峙
10月の衆院選を受けた特別国会が、11日開会しました。初めて国会に登院する県選出の新人議員、一方、現職の与党議員は野党とどう対峙していくのかー。現地で取材しました。
菊池大二郎議員「おはようございます」「多くの皆さんから支援の輪をつないでいただいて、この坂道を上って国会議事堂に向かって、気持ちも高ぶっている」
午前8時ごろ、衆議院の議員会館に入った国民民主党の菊池大二郎議員。
菊池議員「いざ大きな机に座ると責任の重さとわくわくする山形を作りたいという新たな覚悟でいる」
村山市出身の菊池議員は村山市議、県議、そして国会議員秘書を経験し、先の衆院選に臨みました。小選挙区では落選しましたがその後比例での復活を果たしました。
午前8時半ごろ、国会議事堂の正門に到着するとー。
芳賀道也参議院議員と握手「どうも、一緒に頑張りましょう」
舟山康江参議院議員と握手「おはよう。頑張りましょう」
菊池議員は非自民の舟山康江、芳賀道也両参議院議員とともに正門から登院し、国会議員としての一歩を踏み出しました。
衆院選で県内小選挙区の候補が比例復活で議席を獲得したのは2014年以来10年ぶりです。菊池議員は、農林水産業や災害の問題など地域の声を国会に届けたいと語ります。
菊池議員「いざ見てみると、重厚感、歴史の重さ、責任の重さを痛感している。地域の声を届けること、政局にまどわされず、より声を形にできるようにしたい」
一方、10期目となった自民党の遠藤利明議員は、国民民主党など野党とも協力しながら政治を安定させることが重要と話しました。
遠藤利明議員「国民民主党と同じ考えで一致できるなら協力しないといけないし、野党の皆さんの意見も入れられるものは入れてまずは政権を安定させる」
10月の衆院選で東北比例ブロックで当選した新人の菊池議員、そして、県内の小選挙区で当選を果たしたいずれも自民党の県1区・遠藤議員、県2区・鈴木憲和議員、県3区・加藤鮎子議員も国会に登院しました。県内からは自民3人、非自民3人の合わせて6人の国会議員が今後の国会に臨むことになります。
特別国会では、自民党の石破茂さんが再び、内閣総理大臣に選出されました。
記者リポート「超短期決戦を経て、勢力図が大きく変わった衆議院。政治とカネの問題のほか、経済、災害対応など山積する様々な問題への対応は待ったなしです。与野党の論戦、そして今後の県政界への影響が注目されます」