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自民党総裁選 山形県選出議員3人 決戦投票ではどちらの候補に 山形県民の受け止めは

2024年9月27日 19:01
自民党総裁選 山形県選出議員3人 決戦投票ではどちらの候補に 山形県民の受け止めは

今回の自民党総裁選では、山形県選出の国会議員3人はそれぞれ異なる候補者を支持していました。決戦投票では、どの候補に投じたのでしょうか。

遠藤利明衆議院議員は石破茂さんを支持しました。理由として、閣僚経験が豊富で党員からの支持が多いことや、山形県とのゆかりがあり、選挙などの際に積極的に支援してくれたことを挙げていました。
鈴木憲和衆議院議員は茂木敏充さんを支持し、推薦人にも名を連ねていました。派閥の解散が決まった茂木派にことし4月まで所属していて、国際情勢などが厳しい中で大臣などの経験が豊富であることを理由としていました。
加藤鮎子衆議院議員は小泉進次郎さんを支持し、推薦人にもなっていました。過去の選挙で応援演説を受けており、幅広い世代の声を受け止める新しいリーダーが求められていることを理由として挙げていました。

27日の投票では、遠藤さんが1回目も決戦投票も石破さんに投票しました。鈴木さんは1回目は茂木さんに投票し、決選投票の投票先は答えませんでした。加藤さんは1回目が小泉さんで2回目が石破さんに投票しました。

遠藤利明氏「国民に信頼のある石破さんが就任してその上で挙党一致で威信を取り戻す意味ではいい結果だった。石破さんの安定感と地方の皆さんにおける信頼感を遺憾なく発揮してもらいたい」

鈴木憲和氏「結果は茂木氏が決選投票に残れなかったが、私たちとしては増税しなくても政治がやれることがあるのではないか、もう1つは外交安全保障の大切さについて多くの皆さんに話をすることができた」

一方、加藤さんは「石破さんは地方創生の施策に精通しており、投票した」などとコメントしています。

自民党の新総裁に石破茂さんが決まったことについて山形市で聞きました。

県民・90代「誰なった?」
山川麻衣子アナウンサー「石破さんになりました」
県民・90代「いがったね」「あの人の喋り方も落ち着いてるし、正当なところがいい。私は前からファンでした」

県民・50代「国民のみなさんの生活が、ちょっとずつでもよくなってくれるような政治を期待します。あと色々問いただされてるので不正が無いことを願う」
県民・70代「石破さんが当選したことにどう思う?」「(石破さんは)元々地方に力入れていた方なので、当選してよかった」
県民・30代「政治に関心はないが、何か変わるんだったら、いい方向になってくれたらいい」

また、子育て世代からはこんな意見も。

県民夫婦・30代夫「子どもに対してもう少し潤いを与えるような政治活動をすれば少子化も止まるのではないか」
山川アナ「どんなことを求めますか?」妻「子育てをもっとしやすい環境がいい。児童手当もっと増やしてほしい」

石破新総裁の誕生について、県内の各政党の受け止めは。

自民党県連・森谷仙一郎幹事長「石破さんは演説の中でも地方が良くならなければ日本が良くならないという言葉を出されていた政治家であるので大きく期待したい」
公明党県本部・菊池文昭代表「本県でも少子高齢・人口減少加えて防災の観点というのはとても大事なもの。地方の実情をよく知る石破新総裁には諸課題の解決にしっかりとリーダーシップを発揮してほしい」

立憲民主党県連・石黒覚代表「石破新総裁にはまずは議論をしっかり尽くして災害にあった皆さんの心を助けることから始めてもらいたい。私たち立憲民主党にとっては政権交代に向かう大きなチャンスが来たとお伝えしたい」

国民民主党県連・舟山康江会長「政策の中身というよりはどの組み合わせでいけば勝ちやすいといったかつての派閥政治を思い起させるようなそんな動きがあったというのはちょっと期待外れ。国会での議論をまず最優先していただきたい。その上で解散総選挙に臨む我々は挑戦者としてまず対立軸を示す」

共産党県委員会・本間和也委員長「新総裁が誕生したが看板が変わっても中身が変わるのかということに対し、国民の皆さんが期待したことに答える中身になっていなかったというのが率直な受け止め」

一方、吉村知事は「石破氏は地方創生担当大臣を始め数々の要職を歴任された方なので、その経験を 十分に生かしリーダーシップを発揮してほしい」とコメントしています。

最終更新日:2024年9月28日 9:23