23日午前、東北新幹線などで発生した停電の影響で、山形新幹線は福島ー東京駅間の上下線で終日運転見合わせとなりました。

JR東日本によりますと午前10時前、東北新幹線の上野ー小山駅間と上越・北陸新幹線の上野ー熊谷駅間で停電が発生しました。
停電は解消されたものの、上野駅と大宮駅の間で架線が垂れ下がっているのが確認され、東北新幹線が仙台・東京駅間で上下線の運転を見合わせました。これに伴い、山形新幹線も福島ー東京駅間で上下線の運転を見合わせました。
運転見合わせからおよそ2時間後の正午すぎ、JR山形駅では駅員に運転再開の目途を尋ねる人や切符の払い戻しなどを求める人たちの姿が見られました。

ビジネスマン「まさかです、まさか。ちょうど仕事場から出ようとしたときに運転見合わせの通知が来た。困りました。この時間帯の空の便もないみたいだしバスと行っても仙台からも新幹線に乗れないみたいだし…どうしようもないですね」

熱心に参考書を読むこちらの男性はー。

受験生「受験で山形に来た。東京の予備校に帰ろうとしていた。新幹線が止まっているみたいなのでホテルを取ってもう1泊しようかなと。1日遅れるので、受験まで1か月切っている中…ちょっとやばいかという気持ちがある」

また、新庄方面に向かおうとしていた人にも影響が出ていました。

観光客2人組「私たちが持っていた切符は福島までで足止めになり運休だそうです。なのでこれから各駅停車で、普通列車で大石田駅まで行こうと思う。私たちもびっくりした。というより目を疑った。えぇっと」
JRは23日中の全線運転再開は困難だとして、山形新幹線は福島ー東京駅間の上下線が終日運休となりました。架線が垂れ下がった原因は確認中で、運転再開の目途は立っていないということです。