12月3日にオープンする、山形県山形市初の道の駅「やまがた蔵王」について、市は24日、飲食ブースや防災設備など、施設の詳細を発表しました。イベントに力を入れ「何度も楽しめる場所」を目指すとしています。

道の駅「やまがた蔵王」は、山形市の東北中央道・山形上山インターチェンジ近くに整備が進められています。

12月3日のグランドオープンを前に市は24日、施設の詳細を発表しました。それによりますと、飲食・物販コーナーには県産フルーツなどを使ったプリンのほか、お土産を販売する店など4店舗が入ります。

また利便性向上のため、東京や千葉からの高速バスが道の駅を経由します。さらに、毛布などを備蓄した防災倉庫や、非常用電源装置などを設置し、避難場所や救助活動の拠点としても利用できます。

会見で山形市の佐藤孝弘市長は隣接する「ぐっと山形」は物販や飲食を中心に、道の駅はイベントに力を入れることで役割分担をしたいと述べました。

佐藤孝弘山形市長「イベントや催事など動きのある部分を全面に出して、いつ行っても違うことをやっている状況を作ることで、地元の人も近隣市町村の人も何回来ても楽しめるような道の駅にしたい」

また、300台分を超える駐車場を確保し、一部は車中泊スペースとして利用できる他、蔵王温泉の駐車場不足を解消するため道の駅に車を止めて、バスで向かうことも可能となります。道の駅「やまがた蔵王」は、来月3日のオープンから1年間で、100万人程度の誘客を目指しています。