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円安で山形県内の観光地も活況 山寺も外国人客でにぎわう 物価にびっくりする場面も

2024年4月24日 18:03
円安で山形県内の観光地も活況 山寺も外国人客でにぎわう 物価にびっくりする場面も

山形県内の観光地には今、安い円を背景に海外から観光客が次々と訪れかつてない活況を見せています。県内を代表する観光地・山寺にも国内客を上回るほどの外国人客でにぎわっています。

「こんにゃくおいしく煮えていますよ~」

JR山寺駅近くにある、遠藤物産です。

遠藤物産 遠藤まき子さん「2月は台湾とかアジア系の方が多かったがここ最近は欧米系の方がすごく多い」

24日はあいにくの雨となりましたが、店には次々と外国人客が訪れました。

イギリスから「入り口はここ?通りはそこ?」「どちからですか?」「イギリスです」
オーストラリアから「この橋まで戻ると1時間半」

観光庁によりますと3月、日本を訪れた外国人は初めて単月で300万人を超えました。3月、山形市の蔵王温泉観光協会に加盟するおよそ20軒の宿泊施設に泊まった外国人数も去年の同じ時期と比べほぼ倍増しています。旺盛な訪日需要の背景の一つが円安です。3月11日には1ドル146円台だったの対し23日は、154円台後半をつけおよそ34年ぶりの円安水準となりました。

スウェーデンから「日本円が安くて助かる。安いから来た。日本人には物価高になり良いことばかりではないだろうけど」
台湾から「日本円が安くて余裕ができた分おみやげを多く買う」

ポーランドからの観光客は参拝前に、玉こんにゃくを買い求めました。

店の人「スリーボールワンハンドレッド」
観光客「2つください」「600円ですね」
店の人「200ハンドレッド」
観光客「200円はすごい安いと思う。ポーランドに比べて日本はもっと安い。普通のコンビニ、食べ物はすごく安い。」

この後追加で買い物をして、雨の山寺に向かいました。

遠藤物産 遠藤まき子さん「一番びっくりしたのは冬、アジア系のお客様が多かった時に冬景色を見るために蔵王・銀山・山寺を駆ける。銀山温泉からタクシーで山寺に来た台湾のお客さんがけっこう多くておみやげを買ってくれるし円安の効果はある」

円安効果もあいまって衰えることを見せないインバウンド需要。こちらのお店では宗教や文化の違いに応じたメニューの多様化などを図っていくということです。

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