JR米坂線の橋梁が崩落するなどした豪雨から2年 飯豊町の80代の不明男性の捜索行う
置賜地方を中心にJR米坂線の橋梁が崩落するなど甚大な被害をもたらした豪雨災害から、3日で2年となります。今も飯豊町の80代の男性1人の行方が分かっておらず、1日、警察が一斉捜索を行いました。
おととし8月3日。記録的な大雨が置賜地方を中心に県内を襲いました。飯豊町では、1日の降水量が292ミリに達し県内で初めて大雨特別警報が発表されました。
この豪雨で飯豊町では町内の大巻橋が崩落。町内の80代の男性1人が橋の崩落に巻き込まれ、現在も行方が分からなくなっています。
発生から2年の節目を受け警察は1日、男性の一斉捜索を行いました。当初、およそ30人態勢での捜索を予定していましたが、庄内・最上の大雨被害の発生を受けて規模を縮小。長井警察署の署員ら17人や県警ヘリ「がっさん」が出動。男性の乗っていた車が見つかった地点から下流の草むらなどを捜索しました。
長井警察署大宮準互警備課長「災害から2年が経ち川の形状や流れが変わっているところがあるかもしれない。これまでも捜索は行ってきたが手がかりがないか新たな目で捜索している」
捜索は1日午後4時まで行われましたが手がかりなどの発見には至りませんでした。警察は、今後も日々の巡回を通して捜索を続けていくということです。