女性バスガイドが上山市でバスと電柱の間に挟まれ死亡した事故 元運転手の男に有罪判決
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上山市で去年6月、観光バスを誘導していた宮城県のバスガイドの女性がバスと電柱の間に挟まれ、死亡した事故で仙台地方裁判所登米支部は18日、当時バスを運転していた被告の男に執行猶予が付いた有罪判決を言い渡しました。
この事故は、宮城県内の69歳の元運転手の男が去年6月、上山市の市道で観光バスを時速5キロほどのバックで旅館に横付けしようとした際、バスを誘導していた宮城県の当時39歳のバスガイドの女性をバスと電柱の間に挟み死亡させたものです。被告は過失運転致死の罪に問われていました。
仙台地方裁判所登米支部で18日午後開かれた裁判で、中原諒也裁判官は「被告は運転手としての基本的な注意義務を怠り、被害結果は重大」としつつ「罪を認め二度と車を運転しないとしている」などとして被告に禁錮1年6か月・執行猶予3年の判決を言い渡しました。