生産量日本一を誇る長井市 干支をデザインしたけん玉づくり始まる 海外から受注も
来年は「巳年」です。けん玉の生産量日本一を誇る長井市では、17日から来年の干支の巳・ヘビをデザインしたけん玉づくりが始まっています。
ここは長井市寺泉の「山形工房」ー。作業場の様子です。12月恒例の「干支」のけん玉製造が始まりました。玉にはかわいらしいヘビの顔、そして、尻尾が描かれています。材料の木目を生かしたところもあります。
山形工房 梅津雄治社長「ヘビなので下には蛇腹。木目を生かして蛇腹の雰囲気を出した。ことしの漢字も金。巳年も金運のイメージを持つ方も多いと思うので色はゴールドにして金運・財運が上がるようにデザインした」
山形工房では2011年から、干支をデザインしたけん玉の製造を始めました。
梅津社長「歴代の干支けん玉。けん玉は海外にも文化として広まっている。干支は日本らしさがあり正月などの縁起物として扱われることも多いので縁起が良く日本の文化を普及させたいと思い作り始めた」
当初は、干支の動物の全身を描いたものとなっていましたが2019年からは顔だけを描いたデザインに変更。そのかわいらしさが評判となり、コレクションとして毎年購入する人も多いといいます。
梅津社長「この時期は海外の取引先からも干支はまだかと催促いただいている状況。正月は家族三世代が集まる機会。子どもやおじいちゃんおばあちゃんなど家族みんなで楽しんでもらえたらうれしい」
干支のけん玉づくりは来年2月頃まで続く予定で、長井市の道の駅「川のみなと長井」や山形工房のオンラインショップなどで購入できるということです。
梅津社長「干支けん玉で来年も良い年に!」