新庄市の道の駅整備検討に向け勉強会 民間団体が運営に向け法人設立目指す
山形県新庄市の東北中央自動車道新庄インターチェンジ付近に整備が検討されている新たな道の駅を巡っては、現在、最上地方の市町村などで構成する検討会の議論が中断しています。こうした中、検討会の再開に向けた動きが出てきています。
道の駅設置構想は、最上地方の8つの市町村と地元商工団体などで構成する検討会が観光や物流の利便性を考慮し新庄市の新庄インターチェンジ付近への整備を検討してきました。
しかし、検討会は去年3月、道の駅の候補地案として挙がっている場所に東北中央自動車道から直接乗り入れすることが可能かどうか国への確認が必要だとして中断しています。
検討会の事務局を担当する新庄市の山科朝則市長は去年9月の市長就任後、検討会の再開を目指す考えを示し、5月からは最上地域の市町村長など自治体の担当者が参加して検討会再開に向けた勉強会が開かれています。会には県最上総合支庁長などが参加し、今後、月に1回ほどのペースで開くことにしています。
一方、商工団体などで構成し道の駅整備を目指す民間組織「新庄もがみのランドマーク検討協議会」は5月、道の駅の運営を視野に観光地域づくり法人「DMO」の設立を目指すことを決めました。
新庄市・山科朝則市長「民間団体がその後の運営を整理して取り組んで研究していくことが大切だと思っているので、すばらしい取り組みと理解しているし期待している」
最上地域の市町村長らは6月下旬に名古屋市などで道の駅の先進事例などを視察し整備に生かす考えです。