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ハクチョウの北帰行が庄内地方で始まる 暖冬影響例年より2~3週間早く・山形

2024年2月21日 13:03
ハクチョウの北帰行が庄内地方で始まる 暖冬影響例年より2~3週間早く・山形

21日の県内は朝から雲に覆われ、日中は広く雪や雨が降る見込みです。
そうした中、越冬のため県内に飛来していたハクチョウの北帰行がいま庄内地方で始まっています。
こちらは、21日午前8時ごろの鶴岡市大山の大山上池です。ハクチョウが羽音を立てながら、水面から次々に飛び立つ姿が見られました。
日本白鳥の会の角田分さんによりますと、ハクチョウが繁殖地である極東ロシアへと飛び立つ「北帰行」が、県内では2月10日ごろから始まりました。
これは例年より2週間から3週間ほど早いペースだということです。角田さんによりますと、今シーズンは暖冬の影響でハクチョウたちがエサとなる落穂を水田などで食べやすく、県内で十分越冬できたため、北帰行の時期も早まっているのではないか、ということです。
ハクチョウの北帰行は来月初旬までみられる見込みです。
一方、21日の県内は気圧の谷や寒気の影響で、広い範囲で雨や雪が降る見込みです。雪は夕方から強く降る見込みで、日中の最高気温も平年を下回る見込みです。寒暖の差による体調への影響に注意が必要です。