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やまがた紅王も 日本一早いサクランボの出荷 今シーズンも高品質に仕上がる

2024年1月4日 16:23
やまがた紅王も 日本一早いサクランボの出荷 今シーズンも高品質に仕上がる

日本一早いサクランボの出荷です。温室で育てる「超促成栽培」の山形県天童市産のサクランボが4日、全国の市場に初出荷されました。出荷されたやまがた紅王と佐藤錦は5日の初競りにかけられます。

ハウス内で真っ赤に色づいたサクランボ。天童市荒谷にある花輪和雄さんの温室ハウスでは、「超促成栽培」という手法で育てた佐藤錦などの初夏の味覚を県内で唯一、毎年1月4日に収穫しています。超促成栽培は、去年6月にサクランボの鉢植えを冷蔵庫に入れて「冬」を感じさせた後、10月にハウスに移し、温室で生育させる方法です。
日中、ハウス内は25度ほどに保たれますが、今シーズンは、冬場に気温が高い日が続き、管理に苦労したといいます。
それでも、換気などで温度調節を徹底した結果、今シーズンも高品質なサクランボに仕上がったといいます。

生産者 花輪和雄さん「今シーズンは天気にも恵まれて、着色もそれなり以上の成果が出た。正月早々、能登半島地震や航空機事故があったので、少しでも心が和むような食べ方をしてもらえれば幸い。」

花輪さんはことし、やまがた紅王と紅秀峰、そして佐藤錦あわせておよそ80キロの出荷を見込んでいます。
“日本一早く”出荷されたサクランボは5日、全国の卸売市場で競りにかけられます。東京の大田市場の初競りでは去年、花輪さんが出荷した500グラム入りの佐藤錦に過去最高の130万円の値が付きました。