「地震の経験ない」 山形県内に住む外国人が地震や火事に備え防災体験会
地震などをほとんど経験したことがない外国人に災害に備えてもらおうと、山形市で28日、防災体験会が開かれました。
体験会には、県内に住む外国人など、24人が参加しました。参加者たちが最初に学んだのは消火器の使い方です。
「火事だー。消火器を持って移動です。ピンを外してホースそして狙いを定めてレバーを引きます」
続いて体験したのは地震。1995年に発生した阪神淡路大震災と同じ震度7の揺れを体験します。
参加者の中には、地震を経験したことがない人も多くいます。
アメリカジョージア州出身シアン・ライトさん(ジョージア州では地震は起こりますか?)全然ない。体験したのは日本です。きのうも地震があって震度1でも怖かった」
県の国際交流員として働くシアンさん。2年前に来日した後、万が一に備え、防災グッズを購入したといいます。
アメリカジョージア州出身シアン・ライトさん「日本ではいつ起こるか分からないので買った方がいいと思って買った。避難するときにそれを持って避難する」
参加者たちはこのほか、火事の際、煙が充満する中で避難する方法や、119番通報の仕方を学び、防災への理解を深めていました。
イギリス出身スピード ジェシカさん「自分の国では油を使う料理をあまりしないので消火器の使い方も分からなくて地震もあまり経験したことががないので参加して良かったと思う」
インド出身アマンディープさん「地震と火事が一番勉強になった。もし大きい地震だったらテーブルの下とかアパートの外の公園とか広い場所に避難したい」
県国際交流協会によりますと、県内には去年末現在、およそ8000人の外国人が住んでいて、今後も、こうした体験会を開く予定だということです。