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スルメイカの水揚げが前年より半減 酒田港に戻った漁師「比べ物にならないほど少ない」

2023年9月28日 13:02
スルメイカの水揚げが前年より半減 酒田港に戻った漁師「比べ物にならないほど少ない」

8月に酒田港を出港した中型のイカ釣り船が28日朝早く1か月半ぶりに港に戻り、スルメイカ40トン余りが水揚げされました。漁獲量は去年のおよそ半分と大幅に減少しています。

午前6時、イカ釣り船第86若潮丸が酒田港に戻り、船内で冷凍したスルメイカを次々に降ろしていきました。
若潮丸は8月11日からおよそ1か月半かけて、日本海のスルメイカの漁場となる大和堆からロシア海域まで、イカの群れを追いかけて操業しました。
ことしは全国的に不漁で、今回水揚げされたのは5100ケース合わせて40トン余り。これは、去年の同じ時期のおよそ半分の量に落ち込みました。
県漁協などによりますと、イカ不漁の要因として海水温の上昇など海洋環境の変化のほか、イカの漁場に生息するマグロがイカの群れを追いやるといった現象が考えられるということです。そうした要因のほか、漁師からはイカの数そのものが例年より減っているとの声が聞かれます。

第86若潮丸本間健漁労長「全然今までと比べ物にならないほど数が少ない。ただ生き物だからこれからどうなるか時期良く出てこれから少し漁運が向いてくれれば」

不漁の影響もあり、イカの価格は上がっていて、今回水揚げされたイカは1ケース当たり1万円から1万4000円ほどと去年よりも2割から3割ほど高値で取引される見込みです。

第86若潮丸本間健漁労長「私たちの寝ないで取ってきた苦労の結晶なので多少値段は高いだろうけどおいしく食べてもらえたらありがたい」

県漁協によりますと、県内で昨年度水揚げされた冷凍イカはおよそ480トン合わせて5億2000万円相当でしたが、今年度は水揚げ量がその半分以下になる見込みだということです。