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24時間降水量151.5ミリ 最上町で7月の観測史上最大 9日夕方にかけて大雨に警戒

2024年7月8日 18:12
24時間降水量151.5ミリ 最上町で7月の観測史上最大 9日夕方にかけて大雨に警戒

山形県内は7日夜から各地で激しい雨が降っていて、小国町と飯豊町では一時、土砂災害警戒情報が出されました。また、最上や西置賜で大雨警報が続いています。9日夕方にかけて大雨への厳重な警戒が必要です。

山形地方気象台によりますと、県内は前線や暖かく湿った空気の影響で7日夜から各地で激しい雨となっています。
午後6時現在、新庄市、長井市、金山町、鮭川村、戸沢村、小国町、飯豊町に大雨警報が発表されています。また、小国町と飯豊町には土砂災害警戒情報が出されましたが午後5時45分解除されました。新庄市では午前7時20分に本合海地区の204世帯に「高齢者等避難」が出され、本合海小学校に避難所が開設されました。
8日午後4時までに観測された24時間降水量は最上町瀬見で151.5ミリに達し、7月の観測史上最大となったほか、新庄市で122.5ミリ、西川町大井沢で108.5ミリなどとなっています。
交通機関では、JR羽越線でこれまでに「特急いなほ」が酒田駅と新潟駅の間で上下線合わせて3本運休しました。また、JR陸羽東線は新庄駅と宮城県の鳴子温泉駅の間の上下線で終日運転を見合わせたほか、JR奥羽線は、真室川駅と秋田県の院内駅の間で、上下線の合わせて2本が運休しました。

気象台によりますと、雨は9日夕方にかけてピークを迎えるとみられています。9日午後6時までに予想される24時間降水量は多いところで置賜と庄内で150ミリ、村山と最上で120ミリとなっていて、その後も前線の影響で11日ごろまで、断続的に雨が降る見込みです。
気象台は、土砂災害や低い土地への浸水、河川の増水・氾濫に厳重に警戒するよう呼びかけています。