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今季最強寒波 山形県内各地で混乱 この週末2日間で雪害事故18件 除雪車脱輪 停電も

2025年2月10日 17:38
今季最強寒波 山形県内各地で混乱 この週末2日間で雪害事故18件 除雪車脱輪 停電も

今シーズン最強の寒波が山形県内を襲いました。鉄道網が一部まひしたほか、停電によって住民の生活に影響が出ました。最上町では除雪作業中の男性が屋根からの落雪に巻き込まれ、意識不明の重体になるなど、雪による事故も相次ぎました。

山形駅構内アナウンス「大雪の影響で新庄駅と福島駅の間で運転を見合わせています」

8日未明、高畠町のJR高畠駅で作業中の除雪車が脱輪しました。雪の重みで前方の車輪が線路から外れたとみられています。

乗客「午前中いっぱい運休ということだったので様子を見に来たら3時まで運休になってどうしようかなと。東京に行くタイミングでこうなってしまうとは思っていなかったので頭が痛い」

除雪作業が難航し、山形新幹線は翌日も運休、仙山線も運休したため、山形駅前のバス乗り場には仙台方面などに向かう人の長蛇の列ができていました。

乗客「きのう午後2時に帰る予定だったが新幹線が止まっていて午後も帰れるか分からない状況。帰りは油断していた」

住民の生活にも影響が出ました。酒田市中心部では合わせておよそ900戸が停電。

コインランドリー管理者「電気つかないとスタートできないし、何ともならない」

こちらの介護施設では、非常電源を使って、業務を続けていました。

デイサービス「暖房はエアコンなので止まってますし、給湯関係も止まっている。停電の時間によっては、今後の夕食とか就寝時の対応も考える」

停電は雪を伴う強い風により電柱を支えるワイヤーと電線が接触してショートしたことが原因だということです。停電はおよそ1時間40分後復旧しました。

ラーメン屋「今ついたばっかり。30分以上消えていた。お客さん座って待ってた。待てない人は帰ってもらった」

雪の事故も相次いでいます。最上町では8日、自宅で除雪作業をしていた60代男性が屋根からの落雪に巻き込まれました。意識不明の重体です。県によりますと週末の2日間だけで18件の事故が発生しました。命綱などの安全対策、屋根からの落雪などに注意が必要です。

最終更新日:2025年2月10日 19:05