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山形市立病院済生館の整備計画固まる 周辺エリアの開発「セントラルパークのような役割を」

2024年7月12日 16:58
山形市立病院済生館の整備計画固まる 周辺エリアの開発「セントラルパークのような役割を」

老朽化に伴う山形市立病院済生館の整備計画が固まりました。病院を含む周辺エリアの開発について、佐藤孝弘市長は人々が集まる中心部の憩いの場としての役割を期待しています。

老朽化に伴い、市立病院済生館は、旧大沼山形本店との一体的な整備を目指した建て替えが計画されています。山形市はこのほど、病院の整備基本計画を公表しました。新病院は、現在噴水などがある敷地内の北側に建て、今病院がある南側は、駐車場や広場になる予定です。外来患者のメイン玄関は建物の東側・旧大沼に面し車の出入りが可能なロータリーも設けられます。また、路線バスの乗り入れがあることから、西側にも入口を設け、停留所の整備を検討しています。
山形市の佐藤孝弘市長は12日、定例の記者会見で病院を含めた周辺エリアの整備について、期待感を示しました。

山形市・佐藤孝弘市長「中心市街地の特徴というか課題としてセントラルパーク的なものがないそういう役割を持たせ旧大沼側とも連動していきたい市民の皆さんが憩える場所にしたい」

病床数は利用率や人口減少などを考慮し現在よりもおよそ80床少ない450床程度を想定しています。また、コロナ禍を教訓にした感染症対策強化のため、個室を現在の90床から180床に倍増します。個室は全体のおよそ4割となります。市では早ければ2031年度の新病院開院を目指しています。
「旧大沼」エリアの再開発は現在、検討区域の地権者がメンバーとなり、活用について検討を進めています。

七日町第1ブロック東地区まちづくり協議会・遠藤澄男会長「ありとあらゆる人が来て楽しく時間を費やせる、歴史や文化に触れられる、医療など社会インフラに触れられる、いろいろ混ざったびっくり箱みたいな街が面白いと思う」

協議会では年度内に基本構想を策定し、2029年ごろに旧大沼の解体と新たな施設の着工を目指します。