生徒たちが目と耳を研ぎ澄ませ 東根市の学校で伝統の「百人一首かるた大会」
山形県東根市の中高一貫校・東桜学館で8日、伝統の「百人一首かるた大会」が開かれました。生徒たちは目と耳を研ぎ澄ませて、熱戦を繰り広げました。
東桜学館の「百人一首かるた大会」は合併前の1954年から続く伝統行事で、中学から高校2年までの生徒、およそ640人が参加しました。
競技前には、百人一首の解説本などを会場に持ち込み、直前まで復習する生徒の姿も。
「教科書と一緒に配られる。百人一首の意味とかが載っている。(全部覚えた?)まあまあ…頑張ります」
生徒たちはクラスごとに4チームを編成し、上級者とそれ以外のリーグに分かれて5人一組で競技に臨みました。太鼓の音が「ドン」と会場に響くと、取り札に視線が集中、一瞬の静寂が会場を包みます。
そして、耳を研ぎ澄ませて、読み上げられた上の句に素早く反応していました。
「4年目なので優勝しようとみんなで頑張っている」
「久しぶりにかるたをやったので覚えていない札があったが、次からは決まり字で反応できるように素早く取っていきたい」
ことしの上級者リーグでは高校1年生のチームが優勝しました。