「顔つきが本当の勝負師に」 大一番を見守った尾花沢市の祖父母が琴ノ若関を祝福
大関昇進が確実となった琴ノ若ー。その父・佐渡ヶ嶽親方の出身地、山形県尾花沢市でも29日、喜びの声が聞かれました。
佐渡ヶ嶽親方の両親で、琴ノ若関の祖父母にあたる今野芳夫さん(87)ととき子さん(85)です。尾花沢市内の自宅で大関昇進をかけた大一番を見守りました。
芳夫さん「最初勝ったときは手を叩いてバンザイした」
とき子さん「大変なプレッシャーの中よくここまで頑張ってきて努力が実ったと思った」
芳夫さんととき子は今場所に臨む孫の様子に変化を感じていました。
とき子さん「去年よりはまるっきり違ってきた。顔つきも本当の勝負師になってきて相撲のとり方もものすごく考えてとっているようだった」
一方で、普段の琴ノ若関は土俵の上とは違った表情を見せると話します。
とき子さん「会いに行ったときは出迎えてくれるし、荷物は持ってくれるし、すごく優しい子。かわいい、昔から変わらない」
今場所が終わってからはまだ、琴ノ若関と話ができていないといいますが、こんな言葉をかけてあげたいと話します。
芳夫さん「今までで最高のこと。大関になったんだからみんなから愛されるような強い立派な大関になってもらいたい」
とき子さん「ケガしないで上を目指して頑張れとか、じいちゃんばあちゃん一生懸命応援しているって伝えたい」
尾花沢市民らからも喜びの声が聞かれました。
男性「相撲見てましたずっと。今場所は特別強かったような気がする。大関だから今度はその上を目指して頑張ってもらいたい」
女性「誇らしい。次も頑張ってほしい。応援してます、今回はお疲れ様でした」
男性「きのうワクワクしながら見ていた。うれしい、明るいニュースでとてもいいこと。 日本人力士が活躍できてないので ぜひ頑張ってもらい横綱を目指してほしい」
尾花沢市では、31日の臨時理事会での正式決定を待って琴ノ若関の大関昇進を祝う垂れ幕を市役所に設置することにしています。