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山形県内の公立高校の受験機会の複数化 谷地・米沢東・南陽の3校が前期選抜を先行実施へ 

2024年3月27日 18:02
山形県内の公立高校の受験機会の複数化 谷地・米沢東・南陽の3校が前期選抜を先行実施へ 

この春新たに中学3年生となる生徒たちが受験する次回の高校入試について、山形県教育委員会は谷地高校など県立3校で前期選抜を先行して実施することを決定しました。

県教育委員会はことし2月、推薦入試がない普通科にも受験機会の複数化を広げようと、県内のすべての公立高校で前期選抜と後期選抜を導入することを決定しました。
本格的に導入されるのは、この春新たに中学2年となる生徒たちが対象の2026年度の公立高校入試からで、現在実施されている推薦制度は廃止となります。
一方で、一定の定員割れが続いている県立谷地高校など5つの全日制普通科については、学校の判断で1年前倒しでの実施ができるとしていました。
県教委によりますとこの5つの県立高校のうち、谷地高と米沢東高、それに南陽高では新たな中学3年生が対象となる次回の入試で、前期選抜を先行実施することが決定しました。新庄北高と新庄南高は2026年度の統合に向けた開校準備があるとして先行実施は見送ったということです。3つの高校の前期選抜は来年2025年2月3日に先行実施される予定で具体的な検査項目や募集人員は、ことし8月に公表される予定です。