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被災した水道施設の復旧事業費 国が負担 法移行後初の事例 山形の豪雨被害

2024年8月7日 17:47
被災した水道施設の復旧事業費 国が負担 法移行後初の事例 山形の豪雨被害

豪雨によって甚大な被害を受けた酒田市の荒瀬川上流地域では、国土交通省の専門家が緊急調査に入り、応急の復旧工事などについて技術的な助言を行いました。

国土交通省の災害査定官による緊急調査は6日午後、酒田市麓の荒瀬川に架かる桜橋付近から始まりました。

国土交通省 猪子敬之介災害査定官「しっかりと被災のメカニズムを把握して頂いた後、復旧方法をしっかりと検討していただければと」

県や酒田市などの河川や道路などの担当者とともに荒瀬川に架かる水道管の橋が崩落した現場や国道344号の道路の地盤が川の氾濫でえぐり取られた現場などを回り、被害状況を調査しました。

国土交通省 猪子敬之介災害査定官「今回、公共土木施設災害復旧事業費国庫負担法移行後、初めて大規模な災害に見舞われて水道施設が被災した例になりました。今回は補助対象に水道も入ったということでより一層連携を強めて効率的に一体的に災害復旧を進めていきたい」

今回の災害では酒田市が管理する水道事業についても国からの支援が受けられるということです。
県や酒田市は、今回の調査を踏まえた国からの技術的なアドバイスを参考に応急の復旧工事などを進めていく方針です。