「最高にうれしい」大関・琴桜初優勝で山形県内に住む祖父母も喜びの涙 綱取りへエールも
山形県尾花沢市出身の佐渡ヶ嶽親方を父に持つ大関・琴桜が、大相撲九州場所の千秋楽で大関同士の対決に勝利し、初優勝しました。
琴桜は24日、大相撲九州場所千秋楽の結びの一番で、1敗同士で並んでいた大関・豊昇龍と直接対決しました。大関同士の相星決戦は21年ぶりです。
見事、はたき込みで勝利し、14勝1敗で悲願の初優勝を果たしました。山形県関係力士の優勝は現在の鶴岡市出身の横綱・柏戸以来で、57年ぶりです。
佐渡ヶ嶽親方の両親で、琴桜の祖父母にあたる今野芳夫さん(88)ととき子さん(86)は、尾花沢市内の自宅で大一番を見守りました。
「おお!(拍手)勝った!頑張った!」
琴桜の祖母・今野とき子さん「赤ちゃんの時から見ている。プレッシャーの中、よく我慢して優勝でき、じいちゃんもばあちゃんも大変嬉しく思っている」
琴桜の祖父・今野芳夫さん「(初優勝は)最高にうれしい。こんなに幸せなことはない。家内と一緒に長生きして(活躍を)ずっと見ていく。来場所もまた頑張って横綱になってもらいたい」
琴桜のことしの6場所での通算成績は66勝で、初の年間最多勝力士となりました。来年1月の初場所で綱取りに挑みます。