「琴桜」で悲願の初優勝を目指す 山形・尾花沢市出身の佐渡ヶ嶽親方の息子 大関「琴ノ若」が「琴桜」に改名
日本相撲協会は5月12日から始まる大相撲夏場所の新番付を発表しました。山形県関係では尾花沢市出身の佐渡ヶ嶽親方を父に持つ大関「琴ノ若」が、祖父のしこ名である「琴桜(ことざくら)」に改名しました。
3月の大相撲春場所で新大関に昇進した琴ノ若は、30日に発表された夏場所の新番付で「琴桜」に改名しました。「琴桜」は、横綱まで上りつめた祖父のしこ名で、「琴桜」の復活は1974年の名古屋場所以来、50年ぶりです。
琴桜関「祖父のしこ名をいただきました琴桜です。琴ノ若で上がってきたので、 当たり前のようにそこに名前があったので変わるという感覚が久しぶり」
琴桜は幼少期に祖父と「大関以上になったらしこ名をもらう」と約束をしていたといいます。
琴桜関「まだもう一つ上があるので、祖父もそこを目指せと満足はしていないと思うが、まずひとつ約束を守れたのはよかった」
また、下の名前も現在の「傑太(まさひろ)」から祖父と同じ読みの「将傑(まさかつ)」に変更しました。
佐渡ヶ嶽親方「サクラというのは縁起のよい花とされているので、花と言えばサクラ、相撲と言えば琴桜と愛されるような力士になってほしい」
琴桜関「もう一つ上にとやっていくしかないので、全体的に強くなっていきたい」
琴桜の名を受け継いだ夏場所で悲願の初優勝を目指します。大相撲夏場所は5月12日から東京の両国国技館で始まります。