「デザインを地域のチカラに!」 民間放送教育協会の北海道・東北・関東・甲信越地区大会を山形市で開催
「民間放送教育協会」の地区大会が14日、山形市で開かれ、デザインを活用した地域活性化について講演やパネルディスカッションが行われました。
「民間放送教育協会」は全国33社の放送局が加盟する組織で、加盟社は系列局の枠組みを超えて社会教育番組を共同制作しています。山形市で14日、「デザインを地域のチカラに!」をテーマに北海道・東北・関東・甲信越の地区大会が開かれました。初めに、大会を主管した山形放送の板垣正義社長があいさつし、その後、東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長が基調講演しました。講演の中で中山学長は都会ではなく山形でデザインを学ぶ意義を強調しました。
東北芸術工科大学の中山ダイスケ学長「(都内に)あれだけ建ててる高層ビルも今からどんどん空き家ができて上の方は鳥が住むんじゃないか。先にこういう(空き家や少子化など)課題に直面しているという意味では僕らはトップランナー。先に人手不足をどう解消したかとか先に交通デザインをどうしたかとかそういうことをやるというのはすごい大事」
このあと、いずれも県外出身で、庄内から地方都市の課題を解決するモデル事業に取り組むヤマガタデザインの山中大介代表取締役と画家で壁画師の小林舞香さんを交えて、拠点を山形に置いた理由や活動の手ごたえなどについてパネルディスカッションが行われました。