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村山市で小学生がジュンサイの収穫体験 沼の環境保全につなげたい 収穫量は40年で9割減少

2024年6月25日 17:32
村山市で小学生がジュンサイの収穫体験 沼の環境保全につなげたい 収穫量は40年で9割減少

山形県村山市の小学生が25日、特産の「ジュンサイ」の収穫を体験しました。ジュンサイを収穫する人の高齢化が進む中、市は地元の子どもたちに収穫に参加してもらい沼の環境保全につなげたい考えです。

「行くぞーおー!」

村山市にある通称「じゅんさい沼」と呼ばれる大谷地沼を訪れたのは市立富並小学校の3・4年生あわせて9人です。「ジュンサイ」は、ゼリー状のぬめりに包まれた水草の一種で、酢の物やお吸い物などに入れて、つるっとした食感を楽しめます。
箱舟に乗った子どもたちは水の中に手を入れ、ジュンサイの若芽を摘んでいきました。

児童「難しい。ジュンサイをとるときぬるぬる滑って落ちちゃう」

村山市のジュンサイの年間収穫量は1983年には18.7トンでしたが収穫する人の高齢化などで40年たった2023年は1.79トンまで減少しています。市は、一般の人や地元の子どもたちにも収穫に参加してもらうことで収量の確保や、ジュンサイの水底への堆積を防ぎ沼の環境保全につなげたいとしています。

児童「つるつるでとりにくかった。今度やるときにはすべらないやり方を勉強したい」
児童「たのしかった。箱舟をこぐところ」
児童「ぽんずで食べたい」

最後に子どもたちは市が用意したジュンサイを試食していました。収穫したジュンサイは各家庭に持ち帰って食べるということです。