×

陸上自衛隊施設内で乾燥大麻を所持…第6師団所属の20代男性3等陸曹が懲戒免職処分

2024年3月29日 17:40
陸上自衛隊施設内で乾燥大麻を所持…第6師団所属の20代男性3等陸曹が懲戒免職処分

東根市の陸上自衛隊第6師団に所属する20代の男性自衛官が去年5月、神町駐屯地内で大麻を所持していたとして29日、懲戒免職となりました。また、けんかをして同僚に暴行を加えたとして、20代の男性自衛官2人が停職処分となりました。

懲戒免職となったのは、東根市の陸上自衛隊第6師団でヘリコプターでの輸送などを担当する第6飛行隊に所属する20代の男性3等陸曹です。

神町駐屯地によりますと、男性は去年5月、駐屯地内にある自身の部屋で乾燥大麻を持っていたとして、自衛隊の内部の不正行為などを調べる警務隊に摘発されました。警務隊は男性が大麻を所持しているとの匿名の情報提供を受けて内部調査をしていて、男性の部屋に立ち入り、差し押さえたということです。

男性は所持を認めたものの、使ったかどうかについては黙秘しているということです。また、入手経路について第6師団は「警務隊の捜査に支障がある」としてコメントしないとしています。山形地方検察庁はこれまでに男性を不起訴処分としています。

また、第6師団は災害派遣などで活動する重機を取り扱う第6施設大隊に所属するいずれも23歳の男性陸士長2人をそれぞれ、停職1か月、停職5日の懲戒処分としました。2人はおととし3月、宿舎の部屋の片付けを巡って口論となり互いに殴るなどの暴行を加え、それぞれ、鼻の骨の骨折や顔面打撲の全治1週間から3週間のけがを負わせたということです。処分を受け、それぞれの部隊長は「今後、2度とこのような事態が起きないよう隊員への指導・教育を徹底していく」とコメントしています。いずれも公表が遅れた理由については「内部での調査や処分の重さを決めるのに難航したため」としています。

    • YBC NEWS NNN
    • 陸上自衛隊施設内で乾燥大麻を所持…第6師団所属の20代男性3等陸曹が懲戒免職処分