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新庄市に4月開学の東北農林専門職大学 新校舎の内覧会 山形県産スギをふんだんに使った建物に

2024年3月27日 18:05
新庄市に4月開学の東北農林専門職大学 新校舎の内覧会 山形県産スギをふんだんに使った建物に

ことし4月、山形県新庄市に開学する東北農林専門職大学の新校舎内覧会が27日、開かれました。最上地域では初の4年制大学が誕生します。

内覧会では初めに大学のロゴマークが公表されました。

東北農林専門職大学・神山修学長予定者「ロゴマークは新しい実りや芽吹きを象徴している。農業・森林業の未来を切り開く教育や研究のフィールドとして、地域に根差して世界に実るビジョンを表すマークに」

新たに開学する東北農林専門職大学は農業の栽培技術だけでなく農産品の売り方や経営面も学習でき、市場を見据え、農林業を戦略的に取り組める人材の育成を目指します。4月から開設されるのは農林業経営学部の農業経営学科と森林業経営学科の1学部2学科です。定員は合わせて40人を予定しています。
公開された新校舎には一般的な平屋住宅およそ100戸分の県産スギが使われていて、館内には木の香りが漂っています。
正面にある交流棟には食堂や図書館などが入っており、一般の人にも開放される予定です。
大講義室の壁には、東京オリンピック・パラリンピックの選手村で利用された県産木材が再利用されています。
東北農林専門職大学は、県内では8つ目、最上地域では初となる4年制大学です。校舎の建設費はおよそ29億円で、運営は県が行います。

東北農林専門職大学・神山修学長予定者「相乗効果をもって、先生も学生も高め合う形で成長し、山形の農業・森林業の発展や活性化につなげていきたい」

東北農林専門職大学の入学予定者は27日時点で、2つの学科あわせて40人となっています。入学式は4月8日に開かれます。