山形県内の市町村で唯一温泉入浴施設のない新庄市 市内の企業がリニューアルオープン計画
山形県内の市町村で唯一温泉入浴施設がない新庄市で、閉館した奥羽金沢温泉の土地と建物を買い取った市内の企業が、ことし8月に新たな温泉施設としてリニューアルオープンを計画していることが7日、分かりました。
2017年、当時、新庄市唯一の日帰り温泉施設だった「奥羽金沢温泉」が、利用者の減少と施設の老朽化などから閉館しました。市内ではその後別の場所に温泉施設がオープンしましたがこれも2021年に閉業。以降、県内35市町村のうち、新庄市は唯一温泉入浴施設がない「空白地」となっています。
こうした中、7日の市議会の一般質問で温泉施設の復活について問われた山科朝則市長は関係機関から情報収集をしていると述べた上で次のように話しました。
山科朝則新庄市長「現時点では温泉施設の再開のため各種手続きや準備が進められていくと認識している」
新庄市によりますと、JA新庄市などが所有する「奥羽金沢温泉」の土地や建物を売却。売却先の市内の企業が新しい温泉施設としてことし8月1日のリニューアルオープンを目指しているということです。
佐藤朋子新庄市健康課長「温泉施設については大変重要と考えている再開については引き続き情報収集に努めていきたい」
またJAによりますと、施設の売却は近日中に完了する見込みということです。「空白地」の解消で観光誘客につながることに市は期待しています。