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山形県内で「レンサ球菌咽頭炎」の感染続く 25週連続で警報レベル 患者数は全国2番目

2024年6月5日 18:37
山形県内で「レンサ球菌咽頭炎」の感染続く 25週連続で警報レベル 患者数は全国2番目

子どもに多くみられる「溶連菌」の一種、「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」の感染が続いています。山形県内の1医療機関あたりの患者数は10.57人で、2週連続で全国2番目に多くなりました。25週連続で警報レベルが続いています。

発熱やのどの痛みなどを伴い、子どもに多くみられる「咽頭結膜熱」や「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」は県全体の数値として警報レベルが続いています。
6月2日までの1週間に県内で「A群溶血性レンサ球菌咽頭炎」に感染した患者数は1医療機関当たり10.57人で、都道府県別では鳥取県に次いで全国で2番目に多くなりました。
県全体の感染状況としては前の週より0.97人減ったものの、高止まりが続いていて、25週連続で警報レベルが続いています。調査した県感染症情報センターによりますと県内の感染者が多い原因については特定できていないということです。県は感染対策として、手洗いや消毒のほか、状況に応じたマスクの着用などを呼びかけています。

一方、6月2日までの1週間に、県内43の定点医療機関から報告された新型コロナの感染者数は、合わせ99人で、前の週に比べて16人減少しました。
保健所別にみると、山形市で25人、村山で24人、最上と置賜で17人、庄内で16人となっていて、最上を除き、いずれも減少しています。