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314人が避難生活を送る米沢市で追悼行事 被災地の様子や復興の取り組みの写真展も

2024年3月11日 17:50
314人が避難生活を送る米沢市で追悼行事 被災地の様子や復興の取り組みの写真展も

福島県と接し、避難後、現在も生活を送る人が山形県内で2番目に多い米沢市で11日、追悼行事が行われました。会場では、被災地の地震発生直後の様子や復興の取り組みを記録した写真が展示されました。

米沢市の置賜総合文化センターでは、地震発生の午後2時46分に合わせ、およそ250人が黙とうを捧げました。また、献花台も設けられ、訪れた人たちは静かに手を合わせ、犠牲者の冥福を祈っていました。
2月1日現在、米沢市内では福島県と宮城県から避難した合わせて314人が生活を送っています。その数はピーク時の10分の1以下になっているということです。
会場では、地震発生直後の被災地の状況や復興の様子を記録した写真展も開かれました。福島・宮城・岩手の沿岸部を襲う津波の様子や瓦礫の山となった街を記録した写真などおよそ50点が展示されています。
訪れた人たちは、13年前の震災発生時を思い出しながら真剣なまなざしで写真を見つめていました。

来場者「地震の時は理容店のイスにつかまってお客様と一緒にあー!というだけだった。水の力は津波になれば本当に恐ろしい自然に涙が出る」
来場者「内陸では考えられない。絶対に風化させてはならない」

米沢市の北村公園では11日午後6時から8時半まで犠牲者の鎮魂を願う竹あかりが灯されます。