本堂の左右に塔が並ぶ珍しい仏教建築も…地域に根付く100年超の歴史建造物を歩いて探訪
100年近い歴史を持つさまざまな建造物を一般に公開するイベントが4日、山形市で始まりました。
「やまがたたてもの文化祭」は、街歩きを楽しみながら歴史ある建造物の魅力に触れてほしいと、山形大学人文社会科学部3年の相内一翼さんが初めて企画したものです。
相内一翼さん「建物自体の魅力もそうだが、建物が建てられた背景も含めて多くの人にこの機会に感じてもらって地域の良さを感じてほしい」
イベントでは、山形市中心部などにある明治から昭和初期に建てられた10か所の建物を見学することができます。
こちらの明善寺は国の登録有形文化財で、本堂の左右に塔が並ぶ珍しい仏教建築です。一方、内部には、洋風のシャンデリアが設置されています。住職によりますとアジアやヨーロッパを歴訪したという設計士の思想が込められているということです。「やまがたたてもの文化祭」は、5日も行われます。