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米沢市の天然記念物「吾妻の白猿」を描いたこけしが登場 愛らしいデザインが話題

2024年4月15日 17:19
米沢市の天然記念物「吾妻の白猿」を描いたこけしが登場 愛らしいデザインが話題

山形県米沢市の白布温泉で今、市の天然記念物である「吾妻の白猿」を描いた「白ざるこけし」が登場して話題になっています。絵付けは、旅館の若女将たちが担当し、かわいらしいデザインに仕上がっています。

米沢市の白布温泉で新しい土産品として誕生した置物、その名も「吾妻の白ざるこけし」です。モチーフは、米沢市の天然記念物「吾妻の白猿」です。かつては「山の神の使い」とも呼ばれ、その珍しさから出会うと幸せになれるとも言われています。
白ざるこけしは、米沢の伝統工芸品で温泉街を盛り上げようと、白布温泉西屋の若女将・遠藤央子さんらが企画しました。市内のこけし職人に制作を依頼した特注のこけしに、3人の若女将が一つ一つ絵柄を描いています。

白布温泉・西屋遠藤央子さん「今回は遊び心を加えてお酒や白布ラーメンなどその時の思い付きで若女将が絵柄を決めている」

絵付けは、白布温泉東屋の宍戸瑞穂さんと中屋の遠藤美幸さんが担当しました。こけしが温泉街名物のラーメンを持っているところや、西屋の看板猫「おんでん」くんを抱っこしたものなど一つ一つ絵柄や表情が異なっています。

「じゃーん、かわいい~」

人形の裏に書かれた「白ざるこけし」の文字は、西屋の遠藤央子さんが担当しました。絵付けが完了したこけし一つ一つに文字を入れていきます。3月30個限定で販売したところ1週間で完売。評判は上々だということです。

白布温泉西屋遠藤央子さん「私たちにとって白猿は山の恵みのシンボルの一つこの温泉地が人々を癒すいい場所であることなど様々な意味合いを込めたのでそれを手作りの中に感じてほしい」

この白ざるこけしは、西屋など3つの旅館のほか、温泉街の物産店で販売しています。