鶴岡の土砂崩れによる避難指示28日解除へ…地滑りの発生を観測する危機と警報装置正常に動作
去年の大みそかに鶴岡市で発生した土砂崩れを巡り、市は現場付近の4世帯の住民に出している避難指示を28日午後にも解除する方針です。
去年12月31日未明に鶴岡市西目地区で発生した土砂崩れでは住民の高齢夫婦2人が死亡し、現場周辺の4世帯13人にはいまも避難指示が出されています。
住宅裏側の土砂の撤去作業は10月下旬に完了し、先週には県が住宅付近に地滑りの発生を観測する機器と警報装置を設置し、調整を続けてきました。
そして28日、装置の稼働を開始し、県の職員らが現場で正常に作動することを確認したということです。
市は装置の作動状況を確認した上で、28日午後に開く会議で避難指示を解除する方針です。市によりますと、避難生活を続ける4世帯のうち3世帯は年内に帰宅することを希望していて、1世帯は戻る時期を検討しているということです。