来年統合で歴史に幕を下ろす米沢商業高校 強豪「米商女子ホッケー部」として最後のインターハイに
山形県内屈指の強豪校として知られる米沢商業高校女子ホッケー部。来年春の学校統合により米沢商業の名を背負っての出場はことしで最後。7月、長崎で行われる全国高校総体・インターハイに臨みます。
県立米沢商業高校女子ホッケー部です。創部38年。1992年開催のべにばな国体で優勝したこともある高校女子ホッケー界屈指の強豪校です。
ホッケーはゴールキーパーを含む11人で行う競技です。サッカーコートほどの広さの中で、先端が曲がった専用の「スティック」を使い、ゴールを奪い合います。
6月16日に行われた東北大会決勝。米沢商業高校は、土壇場で同点に追いつく粘り強さを見せました。
最後はサッカーのPK戦にあたるシュートアウト戦で岩手県の高校を破り見事優勝。3年連続でインターハイ出場を決めました。
キャプテン・青嶋亜弥さん「今はコミュニケーションをしっかり取って調整していてこれからさらに気持ちを作っていきたい。まずは先制点を狙う。失点しなければ負けないのでディフェンスラインで声掛けをして失点なしを目標にしている」
チームの攻撃の要、フォワードで2年生の斎藤愛佳さんです。今回の東北大会でも、6点全てのゴールを決めたポイントゲッターです。
斎藤愛佳さん「点数を決めてチームに貢献することを意識して試合に臨んでいるので今回のインターハイも自分で点数を決めてチームに貢献したい」
米沢商業高校は来年度、市内の米沢工業高校と統合され新たに「米沢鶴城高校」となります。米沢商業の名を背負ってのインターハイは、今回が最後です。「米商」の名を全国の舞台に刻むため大会に臨みます。
2年生・斎藤愛佳さん「最後の米商での戦いになるので先輩たちを勝たせたい気持ち。全国に米商の名前を広められるよう頑張りたい」
キャプテン青嶋亜弥さん「私が1年生の時に全国3位になったのでその結果以上のものを残して米商やっぱり強かったなと思ってもらいたい」
「インターハイ頑張るぞオー!」
インターハイは、7月26日から長崎県で行われます。米沢商業の初戦は27日、東北大会でしのぎを削った岩手県の不来方高校と対戦します。