「空襲の標的になったワケは…」お年寄りが学習成果を披露 ことぶき勧学院の発表会 山梨
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高齢者の生涯学習拠点「山梨ことぶき勧学院」の学習発表会が28日、甲府市で開かれました。
発表会はことぶき勧学院の生徒がテーマごとに学んだことを発表する集大成の場で、甲府や峡南など6つの教室の代表がスライドを使って学習の成果を披露しました。
発表内容は山梨の特産についての研究や災害時の協力体制などさまざま。このうち、大月空襲の歴史を発表した生徒は、なぜ大月が空襲の標的となったのかを解説しました。
発表者は
「そもそも(米軍の)空襲目標は神奈川県の川崎にあった『東京芝浦電機』でした。しかし、厚い雲に覆われ地上がよく見えなかったため、ほかに爆弾が投下できる場所を探していて、たまたま雲の切れ目から見えたいくつもの大きな建物やダムある街を攻撃することにしたのです。その町こそが私たちの住む大月でした」
県の担当者は今後も生涯学習を続け、地域の魅力の再発見につなげてほしいとしています。
最終更新日:2025年1月28日 19:22