「農家の一助に」ブドウの産地・甲州市が農業の副業解禁 人手不足解消に期待 山梨
深刻な農業の人手不足を背景に甲州市は来年度から、職員が副業として農作業に従事することを認めることを決めました。
ブドウの産地として知られる甲州市は果樹栽培が基幹産業で、市民の約2割が農業に携わっています。しかし、農家の高齢化に伴う人手不足が深刻で「農繁期には必要な作業が終わらない」との声が上がっていました。
そこで市は来年度から、市の職員が休日や平日の勤務時間外に農作業に従事し、報酬を得ることを認めることにしました。
甲州市農林振興課 有賀博 課長補佐
「職員が社会貢献ができたり、農家の作業の一助になってくれればと考えている」
市によりますと、4月から10~20人ほどの職員が副業として農業に従事すると見込んでいます。
最終更新日:2025年1月28日 19:25