「生活が苦しくなる」駆け込み給油でスタンド混雑 ガソリン値上げで看板も登場 山梨
国の補助金の縮小に伴い、ガソリン価格が段階的に値上がる見通しとなる中、県内のガソリンスタンドは駆け込み給油の客で混雑しています。
ウクライナ情勢や円安によるガソリン価格高騰に対応するため、政府はおととしから補助金を支給し、値上がりへの緩和措置をとってきました。この補助金が19日から減額されます。
石油情報センターによりますと、県内のレギュラーガソリンの平均小売価格は現在175円台ですが、補助金の縮小により来年2月中旬には今よりも最大で10円程度値上がりする見通しです。
こうした中、甲府市のガソリンスタンドでは…
半田記者
「ガソリン価格の補助金があすから減額することを受け、ガソリンスタンドには多くの利用客が押し寄せています。こちらのガソリンスタンドでは補助金の減額を受け値上げを知らせる掲示板を設置しました」
12月は年末年始の帰省時期とも重なり、利用者からは苦しい声が上がっています。
ガソリンスタンドの利用者は
「物価の上昇とともにガソリンも値上がってくると、生活が苦しくなるのが一番大きい。生活必需品の一部だと思っているので」「地元が山梨じゃないので、帰るのが足が遠くなるというか行きずらい。どこまで上がるのかが本当に不安で先行きが怖いです」
今後のガソリン価格について、石油情報センターは「小売価格は長期的に変動し、年明け1月以降に影響し始める」と予想しています。