南アルプス市内で1000人規模の新規雇用が見込まれる コストコ出店などが要因 山梨県
会員制大型スーパー「コストコ」の出店や「コーセー」の工場稼働などによって、南アルプス市内で1000人規模の新規雇用が見込まれることが、市の調査で分かりました。
南アルプス市によりますと、会員制大型スーパー「コストコ」の出店や化粧品メーカー「コーセー」の工場稼働でそれぞれ300~400人の新規雇用が生まれる見込みです。
また、下今諏訪工業団地では来年度までに5区画で新たな工場建設が決まる見込みで、今後数年間の新規雇用は少なくとも1000人を超える見込みとなっています。
中部横断自動車道南部区間の開通など交通網の整備が企業進出が相次ぐ中、市は「希望する会社が多く整備地が足りていない状況」だとしています。
市は地元にある既存の企業の雇用も確保するため、去年2月に山梨労働局と雇用対策に関する協定を締結。新年度予算案には、市内に住む若者が市内で勤務する場合に奨学金の一部を助成するなどの新たな制度を盛り込みました。
市は移住者の増加を見込み市営団地の整備も検討していて、誘致した企業に人材が提供できるかが大きな課題となっています。