北杜・アウトレット跡地に高級ホテル進出 市が正式発表 八ヶ岳南麓の開発加速 山梨県
北杜市小淵沢町のアウトレット跡地に計画されている会員制高級ホテルについて3日、市がホテルの進出を正式に発表しました。
八ヶ岳南麓では、今月1日に市内初の外資系ホテルが開業していて、周辺の観光開発が加速しています。
八ヶ岳リゾートアウトレットの跡地に建設が計画されているのは会員制高級ホテル「リゾートトラスト」です。
3日は北杜市とホテル運営会社との連携協定が発表されました。
会見にはホテル側の関係者は出席しませんでしたが、市がホテル計画の検討状況を説明しました。
市によりますと、計画では低層の建物を複数建設する予定で、事業規模は少なくとも100億円に上る見通しです。
今年中に着工し、2026年度中の開業を目指すとしています。
リゾートトラストは中央道の沿線上に競合する高級ホテルが少ないことや東京からのアクセスの良さ、自然環境などから、八ヶ岳南麓を候補地にしたということです。
北杜市 上村英司 市長
「(ホテル進出で)北杜市の価値の向上に計り知れない貢献が期待できる。地域のみなさまと協働しながら、国内外の観光客にとって魅力的な場所として発展させていきたい」
一方、今月1日には北杜市で初となる外資系ホテル「グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ」がオープンしています。
グランドメルキュール八ヶ岳リゾート&スパ 牛谷知香 総支配人
「(八ヶ岳南麓エリアは)非日常を味わっていただけるというところ。都会の方はもちろん、海外の方にも魅力を十分にお伝えできるエリア」
小淵沢エリアの観光開発をめぐっては、県も主体的に取り組むとして、検討委員会を立ち上げています。