「県こども計画」を新たに策定へ 子育て支援策や貧困対策など一体的な支援体制構築目指す 山梨県

9月定例県議会は29日、質問戦が始まり、長崎幸太郎知事は子育て支援策や貧困対策を一体的に支援できる仕組み作りに向けた「山梨県こども計画」を新たに策定する考えを示しました。

県によりますと、策定する「子ども計画」では結婚から子育てまでの支援策や、若者の社会的自立を支える育成指針に加え、貧困対策を盛り込んで一体的かつ効果的な支援態勢を構築する方針です。11月に予定される市町村や関係団体でつくる会議で、若者から直接意見を聞き、計画に反映させる考えで2025年度までの策定を目指します。

長崎知事はこのほか富士山噴火対策として、 「逃げ遅れゼロの実現を目指す」とし、地域住民や観光客が確実にスムーズに避難できるよう、人工知能＝AIやアプリを活用した情報発信や通信体制の整備を検討していく考えを示しました。