明野処分場 指針値上回る有機フッ素化合物を検出 周辺河川や地下水を調査へ 山梨県
県は5日、北杜市の明野最終処分場で、国の指針値を上回る有機フッ素化合物の「PFOS」と「PFOA」が検出されたと明らかにしました。
県によりますと、5月10日に水質調査を行ったところ、処理前の水にあたる処分場の埋め立て地の廃棄物を通過した雨水から国の指針値の5.6倍のPFOSとPFOAが検出されました。
また、6月23日の調査では、同じ場所で指針値の6.4倍となったほか、処理した後に河川に放流する水についても指針値をわずかに上回ったということです。
一方、4カ所行った処分場周辺の調査では指針値を下回っていて、長崎知事は「敷地外に影響が及んでいるとは考えにくい」との認識を示しています。
県は6日から、周辺の河川や地下水を調査する方針で今後、住民説明会も行います。
県によりますと、PFOSとPFOAはコレステロール値の上昇や発がん、免疫系などとの関連が報告されていますが、確定的な知見はないということです。