衆院選山梨2区も選挙戦に 共産が擁立候補を発表 立憲との“共闘”「ありえない」と否定
共産党県委員会は25日、次の衆院選の山梨2区に擁立する候補を発表しました。山梨2区では自民党の現職も選挙準備を進めていて、選挙戦となるのが確実となりました。
衆院山梨2区への立候補を表明したのは共産党県委員会所属の大久保令子氏(74)です。
会見で大久保氏は消費税の減税や自民党派閥の政治資金問題の追及に力を入れる考えを示しました。
共産党が衆院山梨2区に擁立 大久保令子氏
「どなたが総裁になってもどなたが首相になっても、自民党の今の政治そのものを変えていく、中身を変えていくことがどうしても必要だし、中身をどういうものにしていくのかという展望を示せるのは、日本共産党が躍進することしかないと固く思っている」
山梨2区では自民党の現職・堀内詔子氏が選挙準備を進めているほか、立憲民主党県連も候補擁立を模索しています。
過去には共産党と立憲民主党が事実上の共闘態勢を構築したこともありましたが、立憲民主党の野田佳彦新代表は共産党との共闘に否定的で、共産党県委員会の花田仁委員長も野党共闘の可能性を否定しました。
共産党県委員会 花田仁 委員長
「そのとき(共闘した時期)とはぜんぜん違う事実上、共産党が(距離を置く)日本維新の会に『共闘をやりませんか』と言っているようなもの。そんなことはありえない。私たちが変わったのではなくて、立憲さんが変わったと言わざるをえない」
共産党県委員会は近く、山梨1区への擁立候補も発表するとしています。