「2000房がムダに」シャインマスカットの若木23本切断 何者かがノコギリで 山梨

南アルプス市のブドウ畑でシャインマスカットの若木23本が何者かに切断されました。警察が器物損壊の疑いで捜査しています。
被害があったのは南アルプス市湯沢と落合にある2か所のブドウ畑です。所有者の50代男性によりますと、9日午前10時半ごろ、作業のため畑を訪れたところ、シャインマスカットの木の幹が切断されているのに気付きました。
切断されたのは4年前の春に植えたシャインマスカットの若木です。2か所の畑で計23本に上り、何者かがノコギリで切断したとみられます。2月下旬に剪定作業をしていた際には異常はなかったということです。
今年の秋には約2000房の収穫が見込まれたといい、被害額は今年だけでも約200万円に上ります。
男性は「怒りを通り越している。4年間やってきたことがすべて無駄になってしまった。ブドウを作って食べているので、これだけの被害があるとどうやって生活したらいいのか」と肩を落としました。
男性からの被害届を受け、警察は器物損害の疑いで調べています。